オランダの旅4 ベルギー アントワープ | ときどき招き猫

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猫作家こしのゆみこの陶猫作品を紹介しています。
陶芸の役立たないかもしれない話もご覧くださいね。


アムステルダム駅


4日目
天気は回復して朝焼け。
朝7時前にベルギーのアントワープへ出発。アムステルダムから2時間半。
「邸宅美術館の誘惑」朽木ゆり子集英社の本に載っている美術館へいく。


アントワープ駅


9時半アントワープに到着。

ネオバロック様式の素晴らしい建築が

エスカレーターで上っていくと見えてくる。


駅にあるツーリストインフォーメーションに入る。

駅にあると本当に便利。

街の中央にあるとそこまでの地図や案内が分からない。

25ユーロで美術館と乗り物乗り放題のアートパスを買う。


このインフォーメーションは熱心で親切。アントワープは

「フランダースの犬」で有名な

ノートルダム大聖堂以外にも見所がいっぱい。

路地の名前の入った細密な大きい地図に

丸印をつけてくれ、すごく助かった。


本当は景色が見られるバスがいいのだけれど、

地下鉄が一番わかりやすい。

地下鉄を降りて、道を尋ねた夫人が

「昨日の嵐はすごかったですね」と

ここも吹き荒れたことを教えてくださった。



印刷博物館


プランタン・モレトゥス博物館は活版印刷博物館として

世界文化遺産に登録されている。

博物館的建物と思ったら、プランタン家とモレトゥス家の

17世紀の邸宅兼活版印刷所が博物館となっていてうれしくなった。
ここからヨーロッパ初の新聞が発行されたという。



印刷博物館

今もあまり変わらないプレス機


絵は銅版



印刷博物館


そこから15分ほど歩くと「マイエル・ヴァンデン・ベルグ美術館」

うっかりすると見過ごしてしまいそうなほど街と溶け込んでいるが

20世紀初めのネオゴシックの館。



マイエル・ヴァンデン・ベルグ美術館



マイエル・ヴァンデン・ベルグ美術館

フリッツ・マイエル・ヴァンデン・ベルクのコレクションは

作者不明のものを、文献や研究者にあたって作者捜しを

することがよろこびだったらしい。

ピーター・ブリューゲルの「狂女フリート」はのみの市で見つけ、

ただ同然だったもの。


絵の上の両脇の天使、右側の羽根はコウモリの羽根!

顔も天使ぽくない。



ルーベンスハウスも10分ほど。ここはさすがに混んでいる。

ルーベンスの住居兼アトリエである。



ルーベンスハウス

台所タイルがきれい。



ルーベンスハウス

壁は革製。当時はやっていたみたい。



ルーベンスハウス

庭に面したルーベンスの住居


15分ほどあるくと、17世紀の市長、

ルーベンスのパトロンだったロコックスの美術館がある。

現在王立美術館が改修工事のため、

ゴールデンキャビネット展として展示されている。



ロコックスの美術館

インパクトのある聖母子



ロコックスの美術館

正面はクラナッハ


ルーベンスの聖母子


ロコックスの美術館

セント・ポール教会はグロッタのある教会。



セント・ポール教会


肉屋のギルドハウス 音楽関係の博物館だった。



肉屋のギルド


ノートルダム大聖堂


残念なネロの姿とパトラッシュが教会のショップ前に。



ノートルダム大聖堂


ベルギーの方は日本の「フランダースの犬」好きを誤解している。。。。


ルーベンスの「キリストの昇架と降架



ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂


雨が強くなってきた。
私の傘が壊れてしまったので、夫と小さい傘に入っていたら、

「傘のへりの縫い目が2カ所とれているけれど」

といってジャンプ傘を差し出し、

ひとつの傘に入って去って行ったカップル。

この後も毎日のように、雨にみまわれ、本当に助かりました。


雨が降ってなければロッテルダムに寄って

近代建築を見たかったのだけれど、ずっと雨で断念。


ホテルで傘のほころびを繕って明日に備える。

20005歩